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2015年11月

巧緻性の成績が なかなか上がらないのですが‥‥①

「巧緻」とはいったい何でしょうか。

 

 

 


辞書でひいてみると 『たくみでこまかいこと。精巧で緻密なこと』 と、でています。

 

 

 


しかし、精巧なものを未就学児に要求すること自体、かなり無理があります。

 

 

 

 


幼児の巧緻性は、端的に言って、手の器用さです。

 

 

 

 


ですから、「器用に手を動かす能力」のことと考えてよいでしょう。

 

 

 

 


ですが、それは一朝一夕にはできません。

 

 

 

 


横で見ていてもイライラして言葉で指導したり怒ったりでは、嫌がるばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ペーパーを克服するには ➆

でも、実際のところは後戻りできなくなっている場合がほとんどで、そういうときには今までよりかなり緩く優しい内容にして、

 

 


「続行しながら回復を待つ」

 

 

 


といった方法をとります。

 

 

 


同時に、それだけ追い込んだのは誰か。

 

 

 


追い込まれて変調をきたすまで誰も気付かなかったのか。

 

 

 


など、もう一度思い直してみます。

 

 

 


ご本人とじっくり向かい合い一緒に解決方法をさがしてください。

 

 

 

 

 

 

 

ペーパーを克服するには ⑥

私は受験生が不安定な状態になっているのに気づくと、初期の段階でご両親と話し合うことにはしているのですが、走り出してしまった以上、なかなか改善されないのが現状です。

 

 

 

 


症状がエスカレートしていく一方の場合には、すべてを長期間休ませるとか、体や心の変調が重くなるようでしたら、思い切って撤退ということも考えたほうがよいこともあります。

 

 

 

 

 

 

ペーパーを克服するには ➄

私の場合であれば、授業の後、基本的に次回までに行ってほしいペーパーの宿題と工作の宿題を提出します。

 

 

 


すると、ペーパーだけ終了する子や、反対に工作だけをきちんと行う子、そして両方の分野に挑んで終わらせること大体三つのタイプに分かれます。

 

 

 

 


ペーパーと工作の両方を淡々と毎回終わらせる子は、まったく異なる二つのものを同じように考え、力を分散させています。

 

 

 

 


工作は面白いからやるけどペーパーきつまらないからやらないとか、ペーパーはやらないと親に叱られるからやるといった、自らの意思をおさえつけられた結果がアンバランスを生んでいるのです。

 

 

 

 


そして当然両方を楽しんで行った子が、満足のいく成課をあげています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ペーパーを克服するには ④

受験教室・幼児教室は、受験生の成功率だけみればよいわけで、入学した後のことなど知らないという立場から、前回書いたような無責任な言葉が出てくるのです。

 

 

 


もちろん、そのような教室ばかりではないということも知っていますが、残念ながらアフターケアの整っている教室の数はあまりに少ないというのが現状です。

 

 

 

 


振り返ってみると、ペーパーなどに対して嫌がり続けるというのは、まだ本人に受験という自覚が持てないからではないかと思うのです。

 

 

 

 

 


そういう子たちに本音を聞いてみると、親や友達の受験生たちはそれなりに意識を持っていても、自分がその中の当事者になることを受け入れたくない(あるいは、入っていきたくない)ということであって、「楽しくないことはやりたくない」と主張しているケースが大多数です。

 

 

 

 

 

 

 

ペーパーを克服するには ➂

かつて


「受験勉強中は少々チックになってもかまわない。受験を過ぎたら解放されてやがて治るから」


と公言していた幼児教室がありましたが、それは間違っています。

 

 

 

 

チック症状は受験後たしかに一時的にナリを潜めますが、治ったわけではありません。

 

 

 

 


小学校に入って難しい問題を解こうとするとき、再び現れます。

 

 

 

 


本人の意思を押さえつけてやらせた報いが、小学校になって再発したのではたまりません。

 

 

 

 


就学以前ならともかく、入学した学校内で、習得すべきことが遅れがちになったり、それで仲間の足を引っ張るようになったり、または問題を引き起こすようになれば、見過ごすわけにはいかなくなってきます。

 

 

 

 

 

 

 

ペーパーを克服するには ➁

でもそうなる前には、かならず予兆があったはずです。

 


たとえば‥‥

 


ペーパーを前にしたとき、

 


筆記具を噛む


消しゴムなどを口に入れる


消しゴムを鉛筆で突き刺す


まばたきが多くなる


手などを掻きはじめる


‥‥などです。

 

 

 


それらを放っておけばやがてペーパーを前にしたとたん


椅子の下に隠れる


トイレが頻繁になる


吐く


泣く


などが見られ、

 

 


場合によっては寝言でペーパーのことなどを言いはじめるというような症状が起こってくるときもあります。

 


さらに


ペーパーを破る


ペーパーをかじる


など、体を使ってペーパーに対して攻撃性をあらわすこともあります。

 

 

 

 

 

ペーパーを克服するには ①

「以前からペーパーを嫌がるようなことを言っていましたが、それでも何とかやらせているうちに、今は全く拒絶するようになりました」‥‥‥

 

 

 

拒絶の仕方や度合いにもいろいろあって、

 

 

 

 

 

ペーパーだけ嫌がる子もいれば、

 

 

 

入学試験につながるにおいのするものはすべて受け付けないという子もいたり、

 

 

 

ほかのやって楽しい(あまりじっくり考えなくてもよい)お稽古事なら大丈夫という子がいたり、

 

 

 

とにかく園と異なる環境へ入ること自体、ヘリクツを並べて動こうとしなくなったりと、

 

 

 

 

千差万別でひとくくりにはできません。

 

 

 

 

集団制作の中で、一人だけ輪を乱してしまいます④

入室した当初は、目に余る行動など、多くの子はしなかったはずです。

 

 

 


もしそうだったとしても、この教室なら改善されると考えられて、そこにお入りになったのだと思います。

 

 

 

 


入室に踏み切ったときの新鮮さや緊張感、期待感が薄れてしまったとしたら、それは環境を変えなければならないでしょう。

 

 

 

 


集団制作などを甘く見るようになる癖がついてしまうと、軌道修正が難しくなります。

 

 

 

 


なるべく早めに環境を見直すべきだと思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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